お知らせ

平成27年度原子爆弾被爆者実態調査に伴い提出された被爆体験記「被爆について思うこと」の公開について

更新日: 2017/07/28

国立広島原爆死没者追悼平和祈念館では、厚生労働省が実施した平成27年度原子爆弾被爆者実態調査に伴い、提出された被爆体験記を平成27年12月から受領し、整理していましたが、このたび被爆体験記集として仮製本し、7月28日から当館及び国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館で公開しますので、お知らせします。

1 原子爆弾被爆者実態調査及びこれに伴う被爆体験記の収集について

原子爆弾被爆者実態調査は、被爆者の生活、健康等の現状等を把握することを目的に、厚生労働省が各都道府県及び広島市・長崎市に委託して実施するもので、平成27年度は、11月1日を調査基準日として、国内外56,229人を対象に行われました。

被爆者の方には、調査票のほかに、自由記載用紙「被爆について思うこと」の記入を依頼し、提出された用紙は、被爆体験記として、広島・長崎の国立原爆死没者追悼平和祈念館で保存・公開します。

2 整理状況

47都道府県及び広島市・長崎市から受領した11,375件の被爆体験記を整理しました。広島市・長崎市・広島県・長崎県からの整理状況は次のとおりです(7月25日現在)。

市・県名 広島被爆 長崎被爆 不明・その他
広島市 3,499 42 42 3,583
長崎市 84 1,312 3 1,399
広島県(広島市以外) 1,569 24 2 1,595
長崎県(長崎市以外) 36 926 9 971
その他 2,166 1,648 13 3,827
合計 7,354 3,952 69 11,375

3 今後の予定

(1)公開 平成29年7月28日

執筆者が希望される公開の範囲を確認し、システムへの登録、仮製本等を行い、平成29年7月に当館及び国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館で公開します。

(2)体験記のデータベース化等

体験記を1件1件読み込み、執筆者、登場する被爆者の氏名、年齢、所属、職種、被爆場所、登場する地名や施設名を当館の体験記データベースに登録し、様々な項目で検索できるようにします。

全体験記のデータベース化が終わった時点で、改めて製本し直し、当館及び国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館で正式に公開する予定です。


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